オリエンテーション
「商品そのもの」を知ることからスタート。
全員が意欲的に質問をし、
商品コンセプト立案に向けて
イメージを固めていきました。
まずは商品開発の舞台裏を知る
今回の課題対象である「レッツノートPC」を知っている学生の割合は半々。まずは商品そのものの特長や歴史、販売台数シェア率、購入された方のリピート率など、現状をレクチャー。

ビジネスパーソンに選ばれる理由とは
レッツノートは、「どこにいても、どんな状況でも、決してビジネスを止めてはならない。」そんな信念から生まれたモバイルパソコン。ビジネスの現場で頼れる相棒として定評のあるレッツノートが、これからの未来に向け、さらに役立つには。

テーマは、「5年後のレッツノート」
課題テーマ:
あなたはパナソニックでレッツノートの商品企画を担当しています。ある時、上司より『5年後のレッツノートの商品コンセプトを立案してほしい!』と言われました。あなたなら、どのような商品コンセプトを立案しますか?
- ターゲットの職種
- 製薬会社のMR
- 新聞記者
- 飲食業界の営業マン
- 商品コンセプトを考えるうえでのポイント
- 商品を購入したお客様が得られるベネフィット
- たった一言で商品をイメージ出来るフレーズ
- 使用シーンを支える、お役立ちする商品の特長
- 論理的理由となる考え方
- ベネフィットと商品の特長のみ考える
- 誰でも納得する理由、数字的根拠を示すとよい
- マーケティング手法やフレームワークを使う
レッツノートを間近で感じる
一通りレクチャーを受けたのち、実際のレッツノートを体感。カタチ、軽さ、部品の細部まで観察。ビジネスを止めないための基盤が凝縮されていることを体感。

その裏では
パナソニック社員と講師とで、念入りに今後の進め方をすり合わせ。学生の皆さんに得てもらいたい「社会人に必要なスキル」という想いが、よりふくらむ瞬間。

中間発表
全体講評から始まった二日目。
期日までに中間発表用の資料を提出し、
緊張感が高まる中、
ひとりひとりが丁寧に
プレゼンテーションを行いました。
商品開発者からのフィードバック
パナソニック商品企画担当者より直々に前段講評。「各自がリサーチした対象職種の現在の仕事内容はよく分析ができている」「一方で、単なるアイディアを書いている」「アイディアをストーリー立てていない」「5年度の仕事で困る(役立つ)ことを書いていない」など課題感をストレートに伝達。

それぞれの想いを、カタチに
今出せるチカラを精一杯、まずはがむしゃらに発表。目の前には審査員。仲間も見ている中でのプレゼンは緊張感が高まる。

学生も真剣。社員もぶつかりにいく
オリエンテーション時から何度も伝えている「論理的要素」が足らない。「着目点はよくても、企画書の書き方があともう一歩」といったような、実際の会社で会話されるような講評を、学生相手に厳しく、惜しみなく伝える。

仲間の発表に、刺激をもらう
ひとりひとりの発表を終えて鳴る拍手。自分にはなかった視点や考え方に感嘆する学生。焦りを覚える瞬間。仲間の発表を聞きながら互いに成長していく。

最終発表
これまでの総仕上げ。
中間発表で厳しく指摘されたところを
重点的に見直して、
堂々と最終発表を迎えました。
これまでの総仕上げ
PCへの関心が浅い状態だった学生が、商品そのものだけでなく、PCのこれから(社会市場)を考えた提案ができるようになっていた。

何度も修正して、とことん考え抜いた
何人もの学生が、前回指摘した点を磨き上げ挑んだ最終発表。そのたくましい視線は見ちがえるほどに。

レッツノートの特長を最大限に活かすアイディアを、ここに
学生ならではの視点で考える「5年後」の社会、そしてビジネスパーソンにお役立ちできるPCとは、何か。
例えば、レッツノートの軽さ・持ち運びのしやすさを活かし、片手で持てる利便性の追求など、多彩なアイディアが拡がっていった。

講評は、厳しくも、奮い立った
「これで終わりにしないこと」「悔しいと思う部分は、とことん考え抜くこと」
そう告げて、これからにつなげていく。単なる企業課題ではなく、これからの人生に、社会に出たときに糧となる経験になった。
