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2003年10月29日

TBS・NTVにハイビジョンデジタルVTR機器を納入1/4インチ幅デジタル「DVCPRO HD EX」を運用開始


松下電器産業株式会社は、東京・名古屋・大阪の地上波デジタル放送開始を間近に控え、放送設備のHD化を進めている東京放送株式会社(以下TBS)と日本テレビ放送網株式会社(以下NTV)から「DVCPRO HD EX」方式デジタルハイビジョンVTRシリーズのVTR機器を納入しました。主に、報道・情報・スポーツ番組制作用途に納入され、既に運用が始まっています。

「DVCPRO HD EX」は、1.ローコスト、2.コンパクト(ハンドリングの良さ)、3.フィールド、の3つのコンセプトを基に開発された1/4インチ幅(6.35mm)のメタルテープを使用したHDデジタルVTRフォーマットです。
1.ローコスト=従来放送方式VTR並みのコストを実現。イニシャル、ランニングでDVCPRO 50とほぼ同等※。
2.コンパクト=省スペース性とハンドリングの良いコンパクトなテープカセットサイズで機動力も発揮。
3.フィールド=夜間、低照度での撮影に威力を発揮する高感度CCDと蓄積機能や、デジタルズーム機能を搭載したジャストバランス設計の新メラレコーダー「AJ-HDX400」と、ハーフラックサイズでDC駆動に対応し屋内・フィールドを問わず使用でき、IEEE1394接続による現場編集に対応するフィーダー・ビューワー「AJ-HD1200」の開発・商品化。報道・情報番組制作現場で機動力を発揮します。

DVCPROシリーズは1996年の発売以来、全世界で22万台以上(2003年9月末現在)販売され、報道・制作分野で幅広く活用されています。
TBS/NTV両局はDVCPRO50を中心に、主に報道分野で導入・運用されてきました。
今回、両局は放送設備のHD化に向け、DVCPRO50で培った高い信頼性と、そのコンセプト(ローコスト、コンパクト、フィールド)を受け継ぐ「DVCPRO HD EX」を評価され、今回の採用につながりました。

TBSでは、昨年春から局内設備のHD化を順次進め、既にほぼHD化を完了されておりますが、その中でスタジオレコーダー「AJ-HD1500」、「AJ-HD1600」を導入されました。また、HDで収録した素材をプレビューする環境整備の為、「AJ-HD1200」の導入も予定されており、既にテスト導入をされているカメラレコーダー「AJ-HDX400」とともに、今後はフィールド/取材系の整備が進むと思われます。

NTVでは、新社屋(汐留)への移転に際しHD化を図られていますが、主に報道系の編集室でスタジオ VTRを大量に導入され、その運用開始に向け準備が完了されています。また、今後フィールド/取材機の整備を加速されると思われます。

また、JNN系列では毎日放送、中国放送で既に導入・運用を開始され、NNN系列の福岡放送、高知放送、秋田放送、テレビ岩手等で導入が決定するなど、今後民放各局においても報道・情報系制作用途を中心に採用が進むと思われます。

「DVCPRO HD」VTRは国内のハイビジョン放送用、CM制作、デジタルシネマや米国のテレビ番組制作用などに、2000年の発売以来、VARICAMやスタジオVTRを中心に累計台数は2,000台を超えました。今後国内においては、HDX400やHD1200などの新製品が報道・情報番組などで使用され、日本同様に地上デジタル放送を予定している韓国や2008年に北京五輪を控えた中国といったアジア地域を中心に海外各方面での採用が急速に増加すると思われます。

※ダウンコンバート、アップコンバート搭載でSD、HD両環境下でマルチ運用可能なスタジオレコーダーAJ-HD1500/AJ-HD1600は、DVCPRO 50同等のテープランニングコストを実現するDVCPRO HD-LP方式を採用。AJ-HD1600はさらにXLカセット対応で最大120分のHDデジタルAV信号(PCM8チャンネル対応)の録画再生が可能なモデル。