ライカディコマーレンズ＋OIS（手振補正）―伝統の技と先進のテクノロジーが高画質に結実
ライカの光学技術とノウハウが結実したライカディコマーレンズ。低分散ガラスの採用により低色収差と高解像度を実現、マルチコートによりフレア・ゴーストを低減。非球面レンズ3枚を含む11群15枚構成のズームレンズに光学式手振補正システムOIS（Optical Image Stabilizer）を搭載。光学的処理により常に高画質を維持した補正効果を発揮します。
※LEICA／ライカはライカマイクロシステムIR GmbHの登録商標です。
※DICOMAR／ディコマーはライカカメラ社の登録商標です。
※LEICADICOMARは、ライカカメラ社の品質基準に基づき、ライカカメラ社が認定した測定機器と品質保証システムによって生産されています。

F11の高感度＆高画質―放送業務に応える41万画素3CCD
放送業務用の1/3型・41万画素プログレッシブCCDによるRGB三板式。オンチップレンズにより夜間のニュース取材に応えるF11.0・最低照度3ルクス以下の高感度と、暗部ノイズを低減した高S/N、太陽光や強いスポットライト下にも安心の低スミアを実現。

12bit A/Dコンバーター―放送グレードの高精度A/D変換が高画質のベース
放送局用カメラレコーダーと同ビット数の12bit A/Dコンバーターを搭載しました。プログレッシブCCDが捉えた階調と色彩を高精度にデジタイズすることにより、次段のガンマ切換など精巧な画質調整機能を支えます。

さらに進化した画質機能―色再現性の向上と高度な映像調整機能を内蔵
●色分解光学系の最適化により、従来よりも更に忠実な色再現性。
●新モード“ENRICHED”（より豊かなカラー）を加えたマトリクス設定。
●Vディテール（垂直方向の輪郭補正）レベル、H/Vディテール・バランス、ディテールコアリング（ディテールのノイズ除去）の調整が可能。
●ニー（輝度の圧縮）ポイント設定（AUTO/LOW/MID/HIGH）。

ワイド端f=4.5mm ―報道取材・室内収録を考えたプロ仕様
放送用・業務用で使用頻度の高いワイド端の画角をカバーするズームレンズ。そのワイド端はf=4.5mm（35mm換算では32.5mm）。取材対象に近接した収録や、せまい室内の収録、あるいはインタビューを兼ねたワンマン収録に充分な画角が得られます。ほとんどの用途でワイドコンバーターレンズの装着が不要となるため、本来の機動性を充分に発揮できます。またTELE端のMOD（最至近焦点距離）も約0.6mに改善、ハンディカメラの機動力を存分に発揮できます。

カム式マニュアルズーム―さらに操作感まで交換レンズに近づいた
業務用交換レンズ同様のズーミングができるカム式（メカニカル作動）マニュアルズームリング。AG-DVX100Aではさらにズームリングの操作感が粘りを持ったタッチに進化しています。もちろんサーボ（電動）ズームも装備。サーボズームのスピードは従来の約1.5倍のゆっくりとしたスローズームが可能になっています。

3個のUSERボタン―11機能割付けによるユーザー・カスタマイズ
使用頻度の高い機能をあらかじめ割当てることにより、撮影中にワンタッチで使用できるUSERボタン。AG-DVX100Aでは従来の2ボタンから1つ追加した3個のUSERボタンを装備しました。割付可能な機能も11種に充実、各ボタンに1つずつ、3つの機能がワンタッチで使えます。
COLOR BAR／SPOTLIGHT（スポットライト補正）／BACKLIGHT（バックライト補正）／BLACKFADE／WHITEFADE／MODECHECK／ATW／ATWLOCK（ATW動作中のホワイトバランス固定）／GAIN18dB（60iモードのみ）／INDEX（インデックス信号の書込み）／SLOW SHUT（スローシャッターモード）

視認性を高めた大型EVF ―B/Wモード、ディテール機能、調整機能を追加
目を離しても視認性が高い大口径ビューファインダー。上方向に100度までチルトアップできるためローアングル時にも便利です。AG-DVX100Aではさらにモノクロ表示モード^※と、フォーカシングを容易にするディテール（PEAKING）機能および映像調整メニューを追加しており、視認性を高めることで操作をサポートしています。
※解像度はカラー同等。

3.5型カラーLCDモニター―ディテール機能、調整機能を追加
3.5型カラーLCDモニターを装備。270度の範囲で回転でき、ハイアングル収録やセルフ収録など、よりフレキシブルな撮影アングルを可能にしています。AG-DVX100Aではさらにディテール（PEAKING）機能を追加しており。シャープで見やすい表示が可能です。

シーンファイル機能―素早いカメラセッティングを可能にする専用ダイアル
撮影状況に応じた設定を瞬時に呼び出せる専用ダイアルを装備。6つのポジションにはあらかじめ以下のファイルが保存され、すぐ使用できるほか、名称・設定値を任意に変更することもできます。周囲にリブが付き誤操作を防止する新デザイン。
F1： ― 標準的な設定です。
F2： FLUO. 蛍光灯の特性を考慮、屋内撮影用のファイル。
F3： SPARK 映像にメリハリをつけた設定。
F4： B-STR 暗部の階調性を拡大、夕暮などに適した設定。
F5： 24P プログレッシブ24Pモード＋ CINE-LIKE-Vガンマ。
F6： ADVANC プログレッシブ24Pアドバンスモード＋ CINE-LIKE-Dガンマ。

撮影モード24P／30P／60iを切り替え対応
1/3型3CCDカメラレコーダークラスでは、世界で初めて 24P撮影に対応。カメラ撮影コマ数は24Ｐ（24コマ／秒）、30Ｐ（30コマ／秒）のフレーム動画と、通常ビデオカメラモードの60ｉ（フィールド60コマ／秒）から選択可能です。 これにより、映画フィルム（24コマ）と同じ動き、質感の撮影を実現しました。
テープ上には２：３プルダウン（24Pモード）もしくは２：３：３：２プルダウン（２４Ｐアドバンスモード）変換され60i（フィールド60コマ／秒＝一般テレビ方式）として記録する為、一般のＤＶデッキでの再生や一般テレビモニターでの視聴、ＤＶ編集システムでの編集加工が可能^※２です。
※２４Ｐモードで撮影した映像を一般のＤＶ編集システムで編集する場合は、5フレームシーケンス毎（図参照）で編集しないと24コマのフレーム相関が崩れてしまいます。

24Pアドバンスモード―高画質の24Pノンリニア編集を実現
24P映像は2：3プルダウン（24Pモード）または2：3：3：2プルダウン（24Pアドバンスモード）変換され、テープ上には一般テレビ方式の60i （フィールド60コマ/秒）として記録されるため、一般のDV機器を用いて再生・編集も可能です。本格的な24Pコンテンツ制作は24Pアドバンスモードに対応したノンリニア編集システム^※にDV（IEEE1394）インターフェイスでアップロードして対応。24Pアドバンスモードは画質劣化が少なく高画質の60i/24P変換が可能です。
※対応システム： Apple Power Mac G4/G5 & Final Cut Pro 4

RGBガンマプロセッサー―シネライクほか豊かな階調表現を高画質処理
フィルムに近い映像が得られるCINE-LIKEガンマなど、DVカメラの表現力を大きく拡げたパナソニック独自のガンマ機能。ガンマ設定はDSP回路の直前にあるガンマプロセッサーにて、RGBそれぞれに高画質処理されます。AG-DVX100AではCINE-LIKE-D、CINE-LIKE-V、B.PRESSの3種類が新設され、7種類のガンマカーブが選べます。
CINE-LIKE： 映画（フィルム）感覚の映像になります。
CINE-LIKE-D： ダイナミックレンジ優先にシフトしたCINE-LIKEモード。
CINE-LIKE-V： コントラスト優先にシフトしたCINE-LIKEモード。
LOW： 黒が締ったコントラストの強い映像です。
B.PRESS： LOWより更にコントラストを強調した映像。
NORM： 通常のビデオガンマ。
HIGH： 暗部の階調性を拡大、ソフトコントラストで明るい映像。

さらに使いやすく―24P/30Pモードでの撮影機能が充実
AG-DVX100Aでは、従来から要望の高かった24P/30Pモードでの撮影機能を追加しており、より使いやすく進化しています。
●フォーカスアシスト機能^※。／●ゲインアップ（最大＋12dB）が可能。／●カラーバーの表示と出力が可能。

16：9ワイド収録に3手法―新たにスクイーズ記録モードも装備
16：9ワイド映像の収録に３つのモードで対応しています。オプションの1 6：9コンバージョンレンズ（ A G -LA7200G／別売）を使用するとCCDの画素をフルに生かした高画質が得られます。標準レンズでのワイド収録^※にはレターボックスモードと、新たに装備したスクイーズモードの2つの収録モードが選べ、他社システムと併用する場合などの汎用性を高めました。
※16：9コンバージョンレンズを使用した場合と比べ、垂直解像度が若干低下します。ただしプログレッシブモードの場合はインターレースモードに比べ、解像度の低下はほとんど感じられません。