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2004年4月19日

次世代放送機器 半導体メモリーシステム「DVCPRO P2」シリーズを世界の有力放送局が採用、共同開発を決定

松下電器産業株式会社が、この4月から発売を開始する放送用半導体メモリー・ニュースシステム「DVCPRO P2」シリーズが、世界の9つの有力放送局で採用されることが決定しました。放送局の本システム採用は今回が初めてです。

また、「DVCPRO P2」シリーズの優位性、将来性を認めていただいている世界各国の先進的な放送局のうち、当システムの開発パートナーとして共同開発に合意された局は、6カ国12局になります。今後、テスト導入を含め、2004年には総計約2,000台を納入する予定です。

当社は、放送機器分野のデジタルネットワーク化を進展させるため、世界の有力企業(ノンリニア編集・ビデオサーバー機器関連)と協業しながら本システムを、IT化が進む次世代の標準放送機器としてグローバルに展開していきます。


「DVCPRO P2」シリーズは、当社がSDメモリーカードで培った当社保有の大容量、高速転送技術を応用した「P2カード」を記録メディアに使用し、次世代のING(Information technology News Gathering=ITニュース取材)システムとして開発した放送業務用半導体メモリー機器です。本シリーズは、従来の放送用デジタルVTR「DVCPRO」シリーズと記録データの互換性を持ち、半導体メモリーの高速転送・ITとの親和性や、従来のVTRやディスクのようにメカを必要としないことから耐衝撃・耐振動性に長じた特長を持ちます。「DVCPRO P2」シリーズの4GB・2GBメモリーカード、カメラレコーダー、レコーダー、カードドライブの5機種を2004年4月より順次発売します。

なお、「DVCPRO P2」シリーズは来る4月19日から22日にラスベガスで開催されるNAB2004ショー(National Association of Broadcaster)に出展します。