また、「DVCPRO P2」シリーズの優位性、将来性を認めていただいている世界各国の先進的な放送局のうち、当システムの開発パートナーとして共同開発に合意された局は、6カ国12局になります。4月以降、テスト導入を含め、2004年度には総計約2,000台を納入する予定です。
当社は、放送機器分野のデジタルネットワーク化を進展させるため、世界の有力企業(ノンリニア編集・ビデオサーバー機器関連)と協業しながら本システムを、IT化が進む次世代の標準放送機器としてグローバルに展開していきます。
「DVCPRO P2」シリーズは、当社がSDメモリーカードで培った当社保有の大容量、高速転送技術を応用した「P2カード」を記録メディアに使用し、次世代のING(Information technology News Gathering=ITニュース取材)システムとして開発した放送業務用半導体メモリー機器です。本シリーズは、従来の放送用デジタルVTR「DVCPRO」シリーズと記録データの互換性を持ち、半導体メモリーの高速転送・ITとの親和性や、従来のVTRやディスクのようにメカを必要としないことから耐衝撃・耐振動性に長じた特長を持ちます。「DVCPRO P2」シリーズの4GB・2GBメモリーカード、カメラレコーダー、レコーダー、カードドライブの5機種を2004年4月より順次発売しています。