Avid Technology, Inc.と松下電器産業株式会社は、弊社DVCPRO P2製品(P2カメラ、P2デッキ、P2ドライブ、P2カードなど)と、Avidのノンリニア編集およびAvid Unity共有ストレージソリューション間の、より直接的な互換性を目指して共同開発することを発表しました。
革新的な技術を開発しているAvidと弊社が広範囲に渡って協力することで、デジタルビデオ市場にクリエイティブで競争力のある製品を送り込めると期待されています。
Avid Unityファミリー共有ストレージソリューションはもちろん、今後発表されるNewsCutter® Adrenaline™ FX、NewsCutter XP、Media Composer® Adrenaline 編集システムの新バージョンでも弊社P2コンテンツがサポートされます。
2005年の第一四半期に予定されているこの互換性が実現すれば、Avidノンリニア編集システムのユーザーは、編集システムやストレージデバイスにファイルを転送することなく、P2カードから直接読み出し、合成、トリミング、効果の追加など自由に編集できるようになります。
さらにAvidシステムが対応しているフォーマットならばP2メディアを同じ時間軸で合成できます。 編集したものは、ワークステーションのギガビットイーサーネットやファイバーチャンネルネットワーク接続よりも4〜6倍の速さでAvid Unity共有ストレージに転送することができます。編集しなかったオリジナルソースはP2カード上に残すことも、または保存先に転送することも可能です。
Avid Broadcast and Workgroups の取締役David Schleifer氏は次のように話してくれました。「放送関係の顧客はノンリニアワークフローの生産性をよく理解してくれています。デジタル映像に即座にアクセスできるということは、ライバルより早くニュースを放送できるということです。弊社P2を使えばカメラのすぐ隣でノンリニアワークフローがある感覚で、撮影したP2コンテンツをAvidを使ってすぐに編集できます。しかも、AvidとパナソニックのシステムはどちらもMXF OP-Atom フォーマットを使用しているため時間経過ファイルの変換の必要がありません。両者を併用すれば放送のワークフローの効率は飛躍的に上がります。今後もパナソニックと協力し、お互いの技術のより強力な統合を図っていくつもりです。」
パナソニックAVCネットワーク社プロフェッショナルAVシステムビジネスユニット下水流正雄BU長は次のように述べました。「Avid社とのワークフローソリューションを発表することができ、たいへんうれしく思っています。ユーザーの多くは、撮影から保存まで一連のトータルワークフローを求めており、かねてより弊社とAvid社のシステムを相互運用したいとご要望をいただいていました。この共同開発により報道取材と報道プロダクション業界にユーザーを増やせると期待しています。」
P2とAvid NewsCutter製品とのワークフローのデモは、IBC2004年のパナソニックとAvidそれぞれのブースで行う予定です。
Avidの製品・サービスについて詳しくは、http://www.avid.co.jpにアクセスしてください。
*1) DVCPROの場合、速度はハードディスク、ネットワーク、全体的のCPUの性能に依存します。