Steve Buscemi監督は、個性派俳優としても知られ、主にコーエン兄弟の映画でちょっと変わった人物を演じていて、「Ghost World」、「Big Fish」、「Fargo」、「The Big Lebowski」、「Barton Fink」、「Living in Oblivion」などに出演しました。また、「The Sopranos」の最新シーズンではTony Sopranoの従弟Tony Blundettoを演じたことが話題になりました。
監督としては、ショートフィルムの「What Happened to Pete」でデビューし、あちこちの映画祭で賞賛され、その後長編作品「Trees Lounge」を1996年のカンヌ映画祭監督週間で、「Animal Factory」を2000年のサンダンス映画祭で発表しました。
「Trees Lounge」と「Animal Factory」は撮影をPhil Parmetが担当しました。Harlan County, U.S.A.などのドキュメンタリー映画でアカデミー賞を受賞した撮影監督で、映画を撮る前には長年ドキュメンタリーを撮影していた人物で、ニューヨーク、ロサンゼルス、パリ、ベルリンなどで展覧会や個展を開く写真家でもあります。
映画「Lonesome Jim」の撮影は、原作者James C. Strouseの故郷インディアナ州ゴーシェンで昨年春16日間に渡って行われ、実際に彼の生家と父の工場がメインのロケ現場として使用されました。
Phil Parmetの話によれば、スポンサーの話が立ち消えたにもかかわらず、InDigEntはこの映画の製作に踏み切ったそうです。
「前作はソニーのカメラで撮影しました。まあまあな仕上がりでしたね。パナソニック製品についても、使ったことのある友人に聞いてみたりしていろいろ調べました。DVX100で撮った「November」が去年のサンダンス映画祭のExcellence in Cinematography賞を受賞したNancy Schreiberにも聞いてみて、DVX100の上位機種のDVX100Aを二台ばかり買ってくれるようにInDigEntに申し出ました。テスト撮影では、PD150よりもずっとよく、プログレッシブスキャンのおかげでよりフィルム撮影っぽい映像が撮れていました。」