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2005年2月10日

松下電器の次世代ニュースシステム「DVCPRO P2」がトリノ・オリンピックの公式放送機器に採用決定

HD放送用デジタルVTR「DVCPRO HD」や現行放送用デジタルVTR「DVCPRO 50」も合わせて採用


松下電器産業株式会社の放送用半導体メモリー・ニュース取材システム「DVCPRO P2」シリーズをはじめとするテレビ放送用機材およびシステムが、2006年イタリア・トリノ市で開催される第20回オリンピック冬季競技大会の公式放送機器として採用されることが決定し、トリノ・オリンピックの国際映像制作部門であるトリノ・オリンピック公式放送機構(TOBO:Torino Olympic Broadcasting Organisation)との間で契約を結びました。

この契約に基づき、松下電器はP2をはじめHD放送方式の「DVCPRO HD」シリーズ及び現行放送方式用「DVCPRO 50」シリーズの放送用デジタルVTR、カメラ、モニターテレビなど放送機器を納入します。

これらの放送機器は、オリンピック期間中、国際放送センター(IBC)および各競技場で公式放送機器として使用されることになります。

松下電器のデジタルVTRは、バルセロナオリンピックで公式放送機器として採用されて以来、高画質で鮮明な画像が高い評価を受け、昨年8月13日から29日に開催されたアテネオリンピックでは放送用デジタルVTR「DVCPRO 50」シリーズをはじめとする放送機器を駆使して、フルデジタルによる競技の撮影、放送、記録などのサービス提供を行いました。

松下電器のデジタル放送機器がオリンピックの公式放送機器に採用されるのは、1992年バルセロナ、1996年アトランタ、1998年長野、2000年シドニー、2002年ソルトレーク、昨年のアテネの各大会に続いて7回目となります。

イメージ写真「DVCPRO P2」シリーズについて
「DVCPRO P2」シリーズは、当社がSDメモリーカードで培った当社保有の大容量、高速転送技術を応用した「P2カード」を記録メディアに使用し、次世代のING(Information technology News Gathering=ITニュース取材)システムとして開発した放送業務用半導体メモリー機器です。本シリーズは、従来の放送用デジタルVTR「DVCPRO」シリーズと記録コーディックの互換性を持ち、半導体メモリーの高速転送・ITとの親和性や、従来のVTRやディスクのようにメカを必要としないことから耐衝撃・耐振動性に長じた特長を持ちます。「DVCPRO P2」シリーズの4GB・2GBメモリーカード、カメラレコーダー、デッキ、カードドライブの5機種を2004年4月より順次発売しています。2005年度にはHD対応商品の発売も予定しています。