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2005年4月18日

パナソニックの放送・業務用デジタルVTRが累計出荷台数50万台に到達

放送用DVCPRO(DVCPRO/DVCPRO 50/DVCPRO HD)全シリーズ、業務用DV機器


松下電器産業株式会社の放送・業務用1/4インチ幅デジタルビデオDVCPRO全シリーズと業務用DV機器の累計出荷台数が、2005年3月末までに総計50万台を達成しました。

1996年、パナソニックの放送・業務用デジタルVTR「DVCPRO」シリーズは、取材用カメラレコーダーAJ-D700とスタジオレコーダーAJ-D750の2機種からスタートしました。以来、エミー賞を受賞したラップトップエディターAJ-LT75などラインナップを拡充し、1998年にはビットレートを2倍(50Mbps)にし高画質化を図った「DVCPRO 50」シリーズを発売、さらに2000年にはHD化に対応した「DVCPRO HD」シリーズを商品化しています。2001年には世界で初めてフィルムカメラのように撮影コマ数を可変して記録できる「VARICAM」を商品化、DVCPRO HDはデジタルシネマ制作にも進出しました。2002年には記録密度を倍にし長時間記録に対応した「DVCPRO HD EX」シリーズを投入するなど、DVCPRO HDシリーズはラインナップを拡充しながら現在にいたっています。

業務用DVもDVCPROと同時期の1996年に業務用1号機のAG-EZ1を発売。業務用市場へのDV制作導入の先鞭となるエポックメーキングな商品でした。2002年にはDVで初めて24p撮影に対応したAG-DVX100を発表。シネライクDVによる新たな市場を切り開きました。

また、DVからDVCPRO HDまで、パナソニックの1/4インチ幅デジタルVTRシリーズは一貫した上位互換、テープマイグレーションパスを確保しています。その全シリーズでIEEE1394インターフェイスに対応したフィーダーVTRを商品化し、アライアンスパートナーとの共同で、ローコストなデスクトップ編集環境を充実。昨年には世界で初めてIEEE1394を介してHD信号を入出力できるAJ-HD1200Aを商品化、デスクトップHD編集を現実のものとしました。今後も当社は、よりコストパフォーマンスに優れたVTR新製品を開発し、業界に貢献してまいります。

そして2004年、DVCPROシリーズはSDメモリーカード技術を応用した半導体メモリー「P2カード」によって新たなフェーズに移行しました。「DVCPRO P2」シリーズは、当社がSDメモリーカードで培った当社保有の大容量、高速転送技術を応用した「P2カード」を記録部に使用し、次世代のING(Information technology News Gathering=ITニュース取材)システムとして開発した放送業務用半導体メモリー機器です。半導体メモリーの高速転送・ITとの親和性や、従来のVTRやディスクのようにメカを必要としないことから耐衝撃・耐振動性に長じた特長を持つ一方で、本シリーズは「DVCPRO」シリーズと記録コーディックの互換性を持ち、DVCPRO VTRとの混在やVTRシステムからのシームレスな移行も可能にするなど柔軟性にも優れています。

「DVCPRO P2」シリーズの4GB・2GBメモリーカード、カメラレコーダー、デッキ、カードドライブの5機種を2004年4月より順次発売しています。2005年度には更なるコストダウンと低消費電力化した報道用特化モデルのメモリーカード・カメラレコーダー"P2cam"AJ-SDC700(2005年夏発売予定)と、P2camを小型・軽量化しHD記録にも対応したメモリーカード・カメラレコーダー"P2handheld"AG-HVX200(2005年秋発売予定)を加えました。また、P2カードを現場で迅速にデータコピーできる、堅牢タイプなDC駆動可能なポータブル・HDDユニット"P2store"AJ-PCS060G(2005年8月発売予定)は、P2カードの使用効率を向上させることができます。

これらの新ラインナップを世界最大の放送機器展NAB2005(米ラスベガス、LVCC、2005年4月18日〜21日開催)で出展しています。