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2007年1月17日

業務用途に画質を調整 世界初、業務用AVCHDカメラレコーダーを発売

業務用ポータブルデッキも開発予定

AVCHD


高画質画像
品   名 デジタルハイビジョンビデオカメラ
品   番 AG-HSC1U
希望小売価格(本体) メーカー希望小売価格248,850円
(2007年2月28日価格改定)
発売時期 2007年3月

松下電器産業株式会社 パナソニックAVCネットワークス社は、AVCHDフォーマットの業務用デジタルハイビジョンビデオカメラAG-HSC1Uを3月より発売します。

当社はSDメモリーカード技術を応用した放送・業務用半導体メモリー「P2カード」を使用した「P2HDシリーズ」を商品化していますが、この度さらなるHD制作需要の拡大を受けて、よりローコストなHD制作に対応できる業務用AVCHDカメラを商品化しました。本製品AG-HSC1Uは、SD/SDHCメモリーカードに1080i記録でき、SDカードメディアの特長を生かし、世界最小・最軽量(※1)のボディ、1.7秒の高速起動(※2)を実現しました。4GBのSDHCカードを付属しており、約90分(※3)の長時間記録が可能です。
また、SDカードに撮影した素材を内蔵HDDに転送可能なSDメディアストレージも付属しSDカードの運用効率をアップします。さらに業務用ならではの忠実な画作りと、反射を抑えたメタリックグレー塗装を採用しました。
今後当社はカメラレコーダーだけではなく、小型多機能ポータブルデッキの開発も予定しており、様々なHD制作の現場に対応していきます。

●特長
1. 世界初(※4)の業務用AVCHDカメラレコーダー
2. 世界最小・最軽量(※1)を実現したSDカード・デジタルハイビジョンビデオカメラ
3. SDメディアストレージ(ポータブル・ハードディスクユニット)を同梱
※1: 2007年1月17日現在。3CCDハイビジョンビデオカメラとして。
※2: クイックスタート「入」時、モニターを開いてから撮影可能な状態になるまでの時間。
※3: HE(長時間)モード時。
※4: 2007年1月17日現在。AVCHD規格に準拠した業務用HDカメラレコーダーとして。

【開発の背景】
家庭のテレビが大型化し、地上波デジタルに移行しつつある現在、HDDや光ディスク、半導体メモリーなどが大容量化とそれに伴うコストダウンにより、民生AV機器市場では従来のテープから急速にこれらIT系メディアに転換しました。この流れは放送・業務用機器においても変わらないと当社では考えます。その中で、AVCHDは民生HDカメラレコーダー用に開発され、高画質なHD映像をメモリー、DVD、HDDなど次世代メディアに記録するHDビデオフォーマットです。今後、家庭用カメラコーダーの主流はAVCHDベースの物になっていくと思われます。
当社ではこのAVCHDの経済性を活かし、業務用にその優位性を活かした商品を拡大していきます。 一昔前、家庭用VHSから派生したS-VHSが業務用映像機器として応用用途を広げた世界を、HDにおいてはAVCHDをベースにおいて作り上げていく予定です。

【特長の説明】

1. 世界初※4の業務用AVCHDカメラレコーダー
●業務用の色再現性:
1/4型3CCD方式を採用し、当社AG-HVX200同様にHDプログレッシブでスキャン。パナソニックの他の業務用シリーズの色再現性を継承。
●業務用ボディカラー採用:
ボディカラーに映り込み・反射を防ぐ、梨地のメタリックグレーを採用。

2. 世界最小・最軽量※1を実現したSDカード・デジタルハイビジョンビデオカメラ
●SD/SDHCメモリーカードへ1080iハイビジョン記録:
映像圧縮に高い圧縮効率を実現する符号化方式であるMPEG-4 AVC/H.264を採用し、付属の4GB SDHCメモリーカードに最長約90分(※3)のHD(1080i)記録が可能です。
●理想的なカメラレコーダーを実現するメモリーカード記録:
記録メディアにSDカードを使用することで、従来のテープやディスクなどと異なり、メカニズムが不要(※5)となり、世界最小・最軽量(※1)を実現、高画質と小型化を両立しています。また、撮影タイミングを逃さない1.7秒の高速起動(※2)、衝撃や振動など強い耐衝撃性(※6)などビデオカメラにとって重要な特長を持っています。
※5:SDHCカード/SDカード採用により、テープやディスクを動かすための駆動メカが不要。
※6:当社DVCビデオカメラ比。落下衝撃試験 約1.7倍。
●ライカディコマーレンズ:
「EAレンズ(超高屈折率非球面ガラスモールドレンズ)」を含む10群13枚、マルチコート21面で構成される新開発「ライカディコマーレンズ」を搭載、コンパクトサイズながら12倍の高倍率と広角化を実現し(ワイド端38.5mm (35mm換算))、ハイビジョン映像にふさわしい描写力で広がりのある撮影が可能になりました。
※ LEICA/ライカはライカマイクロシステムIR GmbHの登録商標です。
※ DICOMAR/ディコマーはライカ カメラ社の登録商標です。
※ LEICA DICOMARは、ライカ カメラ社が設定した品質基準に基づき、ライカ カメラ社が認定した測定機器と品質保証システムによって生産されています。
●新開発映像圧縮LSI:
AVCHD規格では、ハイビジョン映像圧縮にMPEG2よりも高い圧縮効率を実現するMPEG-4 AVC/H.264を採用。今回開発の新LSIは、高い圧縮パフォーマンスを実現するHigh Profileを採用し、低ビットレートの高解像度記録を実現しました。
更にVBRにも対応し、変化の激しいシーンでの画質劣化の大幅低減も達成しました。
その他の機能
●臨場感あふれる5.1chサラウンド記録&超指向性ズームマイク機能搭載
●2.1メガ静止画同時記録可能
●OIS(光学式手ブレ補正)ジャイロ搭載で画質劣化なく手ブレを補正
●簡単操作を実現したユニバーサルデザイン:
・撮影映像を高画質表示「3.0型25.1万画素の高精細ワイド液晶モニター」搭載
・電池残量を分単位で表示「分単位の残量表示対応バッテリー」
・撮影映像を簡単に再生「VIERA Link(ビエラリンク)」対応
●PCソフトウェア「HD Writer Ver1.0J for SD1」付属:
本製品は、パソコンで動画の取り込みやSDカード/DVDディスクへの書き出し、シーンの簡易編集が可能なPCソフトウェアを付属しました。

<付属ソフトの動作環境>

インターフェース USB端子(ハイスピードUSB(USB2.0)対応)
SDHC対応のSDカードアダプター推奨

OS Microsoft Windows XP Home Edition SP2
Microsoft Windows XP Professional SP2
Microsoft Windows 2000 Professional SP4

CPU Intel(R) Pentium(R) III 1.0 GHz以上
プレビュー機能(30fps)を使用する場合
Intel(R) Pentium(R) 4 HyperThread 3.0 GHz 以上

● 付属ソフトウェアは、Macintoshには対応しておりません。Windows XP Media Center Edition, Tablet PC Edition および 64bit のオペレーティングシステムでの動作は保証しません。
● Windows 3.1/95/98/98SE/Me および Windows NT での動作には対応しておりません。
● マルチCPU、マルチブート環境には対応していません。
● 付属ソフトウェアの内容及び動作環境の詳細については、カタログまたは"http://panasonic.jp/support/video/connect/soft.html"をご参照ください。
● Microsoft および Windowsは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
● その他、記載されている各種名称、会社名、商品名などは各社の商標または登録商標です。

3. SDメディアストレージ(ポータブル・ハードディスクユニット)を同梱
バッテリー駆動で現場で一時的にSDカード内のデータの保存を実現するポータブル・ハードディスク「SDメディアストレージ」を同梱。SDカードを内蔵HDDに高速コピーし、SDカードの運用効率をアップします。
●SD/SDHCカードスロット搭載で、40GB HDDにSDカードのデータをワンタッチコピー。
●最大約8倍速の高速転送(※7)
●バッテリー駆動。
※7: 使用するSD/SDHCメモリーカードにより数値は変動します。

【AVCHD環境とワークフロー】
今後民生HDビデオフォーマットの主流になると思われるAVCHDは、当社だけでなく多くのメーカーが賛同しています。当社は民生AV機器だけでなく、業務用機器の展開を予定しており、ビジネス・文教用途をはじめ、報道・番組制作にも対応できるよう制作環境を拡充していく予定です。

<再生環境>
1.HDテレビ・モニターでHD再生
2.対応機器で再生

<編集環境>
1.HD Writer for SD1で簡易編集もしくは、AVCHD対応ノンリニア編集システム(編集ソフト)で編集
2.既存のHD対応ノンリニア編集システムで編集