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米国販売会社NAB2008プレス発表(現地2008年4月13日)英文リリースに基づく
2008年4月16日

松下電器、半導体記録特化型の新製品P2HDハンドヘルド・カメラレコーダーAG-HPX170※を発売

HD/SD切り替え20フォーマット、テープレスワークフローのメリットを提供

松下電器は、半導体記録に特化したP2HDハンドヘルド・カメラレコーダーAG-HPX170をNABショーで発表しました。フルプロダクションクォリティのツールはHD/SD両収録対応、クラス最広角のズームレンズ、ベースバンド制作・送出設備のためのHD-SDIインターフェイス、それらすべてを軽量約1.9kgのボディーで実現しました。

半導体収録に特化した2つのスロットをもつHPX170は、魅力あるP2テクノロジーの利点(テープ・HDDや光ディスクのようなメカ部品がなく、収録したHD/SDコンテンツに即時にランダムアクセスが可能、より高速なIT互換のファイルベースのワークフロー、急激な温度変化や衝撃・振動等の過酷な環境での操作能力など)を提供する1080p対応カメラレコーダーです。

好評なAG-HVX200をベースにして、HPX170は新たに進化した1/3型ワイド3CCDと放送用クォリティのフレーム内圧縮記録を実現する14ビットA/D変換付19ビット処理の高性能DSPを搭載。HPX170は、28mm広角(クラス最広角)に設定され、スムースで扱いやすく精密な操作のためのカム式マニュアルズームが付いた13倍ライカディコマー・ズームレンズを特長としています。柔軟性を加えるため、オートまたはマニュアルフォーカス・アイリスを装備しています。

マルチフォーマット対応のカメラ部はHD/SD(DVCPRO HDの1080iや720pフォーマット、DVCPRO 50/DVCPRO/DVの480iフォーマット等のバラエティに富んだ)20フォーマットを記録。アスペクト比16:9/4:3切替可能(SD時)です。HPX170は、カメラエフェクトとしてクイック/スローモーション収録のために、720pモード時12fpsから60fpsの範囲の可変スピード撮影から20ステップのフレームレートを選択できます。クリエイティブな柔軟性を加えるため、プロユーザーは「シネガンマ」モードを加えた進化したガンマ機能と設定の取り合わせから選択することが可能です。

P2カードスロット2基により、発売中の32GB「P2」カードを使用すれば高画質なDVCPRO HD記録を連続64分の収録が可能です。当社が今秋発売する予定の64GB「P2」カードでは収録時間は2倍になります。その他ユーザーフレンドリーな記録モードとして、ホットスワップレック、ループレック、プリレック、インターバルやワンショットレックなどが挙げられます。タイム/デートスタンプ機能は警察関連に最適です。

HPX170には編集やモニタリングと同じくライブ制作にも使用できるHD/SD-SDI出力を標準で装備しました。高速でP2コンテンツをノンリニア編集システムに転送するためIEEE1394やUSB2.0インターフェイス、さらにコンポジット出力、コンポーネント出力(ミニD端子)、IEEE1394を介してのタイムコードセット機能を装備しています。本機はさらに内蔵ステレオマイクロホンや、マイク/ライン切り替えつき48Vファントム電源に対応した2チャンネルXLR音声入力端子、マニュアル音声レベルボリューム(2ch)も特長としています。その他の便利な操作面での特長には3.5型カラーLCDモニターでのクリップ再生や、即収録開始、シーンファイル、割付可能なユーザーボタン、フォーカスアシストやカメラリモート機能などがあります。

HPX170は2008年秋に発売されます。本製品は当社のP2HD5年間修理特約の対象商品です。 

※:北米向け品番。日本国内向けはAG-HPX175を予定。