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米国販売会社NAB2008プレス発表(現地2008年4月13日)英文リリースに基づく
2008年4月16日

松下電器、デジタルシネマ制作で躍進へP2HD VARICAMラインナップデビュー

新製品メモリーカード・カメラレコーダーVARICAM 3700/VARICAM 2700で
マスタークォリティ、10ビット4:2:2 AVC-Intra 100収録、高評のVARICAMのフィルムライク機能を提供


※写真は開発中のものであり、実際の商品とは異なる場合があります。
業界随一のデジタルシネマカメラとして世界中で認められている松下電器のHDシネマカメラVARICAM(ヴァリカム)は、高評の明確なフィルムルックを生み出す不可欠な収録ツールとしての地位を確立しています。ラスベガスで開催されたNAB 2008において当社は、新製品のP2 HDカメラレコーダーVARICAM 3700(型式AJ-HPX3700)とVARICAM 2700(型式AJ-HPX2700)による、2機種の先進的なテープレスVARICAMの完成を発表することで、飛躍的に前進します。

好評な当社半導体収録技術とVARICAM機能の融合をはるかに超えたマスタークォリティ、フル解像度10ビット4:2:2 AVC-Intra 100記録、1フレーム毎の可変フレームレート、23.98PsF/24PsFのHD-SDI出力、そして映画フィルムのラティチュードにマッチし重宝されるVARICAMルックに対応した「フィルムレックガンマ」を含めたマルチガンマ機能をなどの特長により、これら2/3型P2HD新製品はデジタルシネマ制作を大きく進化させます。

P2HD半導体収録のメリットとして、VARICAM 3700またはVARICAM 2700が使用されるあらゆる撮影環境において、非常に優れた信頼性やファイルベースのより高速なワークフローが保証されます。さらに、両P2HD VARICAMともに、当社の業界最高の5年間無償修理特約でサポートされています。

高い評価を受けているDVCPRO HD VARICAMの完全メモリー収録機版であるVARICAM 2700は、2/3”ネイティブ高解像度3CCDが装備されており、シネマクォリティの独立フレーム、AVC-Intra 100での4:2:2 10ビットサンプリングの1080・720映像を実現します。また、このカメラは、普及したDVCPRO HDはもとより、より映像帯域効率の良いAVC-Intra 50圧縮での収録に対応しています。スポーツ、ドキュメンタリー、独立系映画、そして、多様性が不可欠なその他の用途に設計されているVARICAM 2700は、2系統独立のHD-SDI出力に加え、さまざまなフレームレート(720pモードで1 fps〜60 fps)、最新式のガンマ設定で、直感的な操作を実現しています。

P2 HD VARICAMラインナップの新フラグシップモデルであるVARICAM 3700では、フルネイティブ1920x1080画素収録と10ビット/4:2:2サンプリングの独立フレームの録画が可能です。HPX3700 2/3型2.2メガピクセルの3CCDカメラはまた、録画中であっても、ビジュアルエフェクト合成に理想的な原画像を生み出すための4:4:4 RGBデュアルリンクのライブ出力が装備されています。長編映画、テレビ番組やコマーシャル制作用にシステムアップした場合、VARICAM 3700はAVC-intra 100ではフルラスター1920x1080解像度で記録を行い、そして、AVC-Intra 50やDVCPRO HDでも同様に記録を行います。このカメラの可変フレーム率機能には、1フレーム増分について1 fps〜30 fpsまでの範囲が用意されており、3系統のHD-SDI出力(デュアルリンクおよびモニター用)が装備されています。

VARICAM 3700とVARICAM 2700は、両機とも59.94 Hzと50 Hzのどちらかの記録に切り替えることができます。P2カードスロット5基によって、連続的な記録、カードの選択、ホットスワップ、ループレック、プリレック、インターバルレック、およびワンショットレックが可能です。実装された5枚の32 GB P2カードにより、オペレーターは、1080/24pのAVC-Intra 100で最高200分間、720/24pのAVC-Intra 100で最高400分間、その他のAVC-Intra 50の形式で320分間、そして、その他のAVC-Intra 100またはDVCPRO HDの形式で160分間記録できます。今年後半に当社の64GB P2カードが発売されると、記録時間は2倍になります。

両カメラレコーダーに追加されている画像処理機能には、14ビットA/D処理、レンズの能力を最大限まで引き出す色収差補正(CAC)、幅広い明暗差のある光源下のためのダイナミックレンジストレッチ(DRS)、ユニークなシャッターアングル設定、内蔵スキャンリバース、そして正確な画像調整のためのマトリクスと色補正の全制御が含まれています。

VARICAM 3700とVARICAM 2700はともに、2,000 lxでF10の高感度を実現。新型P2 HD VARICAMには、48 kHz/16ビットの4チャンネルのデジタル・オーディオ記録機能を装備。テキスト・メッセージやショットマーカーを付け加えることが可能です。プロキシデータを記録することが可能です。(オプションボードのAJ-YAX800Gを使用時) その他の重要な特長としては、シーンファイル、ユーザーボタン、ユーザーメニュー、フォーカスアシスト機能、そして、新設計の2ホイール(ND・CC)光学フィルターがあります。VARICAM 3700およびVARICAM 2700用新型カラー・ビューファインダーAJ-CVF100が、2009年初めの発売を目処に開発される予定です。

AJ-HPX3700およびAJ-HPX2700は、2008年秋に発売予定です。