パナソニック株式会社は、「P2HD」シリーズの新製品メモリーカード・カメラレコーダーAG-HPX250を開発しました。2011年秋を目途に商品化する予定です。
メモリーカード・カメラレコーダーAG-HPX250は、ハンディカメラレコーダーとして初めてAVC-Intraコーデックをサポート。高感度・低ノイズの1/3型220万画素“U.L.T.”(Ultra Luminance Technology)3MOSイメージセンサーとの組合せにより、1920×1080フルHD解像度・10bit 4:2:2フルサンプルの放送レベルの高画質で収録が可能です。また一体型のレンズには新設計の21倍ズームレンズを搭載。ワイドから望遠まで幅広いレンジをカバーするとともに、カム式ズーム・フォーカス・アイリスの3リングにより交換レンズに近いマニュアル操作が可能です。
さらに複数カメラの同期ができるGENLOCK 入力・TC 入出力を装備。HD SDI 出力と合わせて、マルチカメラを用いた中継・収録など放送業務にシステム対応します。またスロー/クイックモーション撮影に対応するVFR(バリアブル・フレームレート)機能やシネライクガンマにより、制作業務にも多彩な映像表現で対応できます。
なお本製品を、4月11日から14日まで米ラスベガスで開催される全米国際放送機器展「NABショー」のパナソニックブース(Central Hall 3/C3707)に出展します。
【特長の説明】
1.高感度・高画質“U.L.T.”イメージセンサーを搭載。
放送用P2HDカメラレコーダーにも搭載されている、プログレッシブ対応の“U. L.T.”(Ultra Luminance Technology)イメージセンサー(1/3型220万画素MOSセンサー)を搭載。高感度・低ノイズによりローライト環境にも対応します。フルHDの高画質が得られます。
2.ワイドから望遠までカバーする新開発21倍ズームレンズ。
3.P2HDだけの高画質・AVC-Intraコーデック記録。
最新の動画圧縮テクノロジーMPEG-4 AVC/H.264規格をベースに、フレーム内(Intra-Frame)圧縮方式を堅持、高圧縮率・高画質・高編集精度を実現するAVC-Intraコーデック記録をハンディカメラレコーダーで初めてサポート。1920×1080フルピクセル、10bit ・4:2:2フルサンプリングの高画質HD収録が可能なAVC-Intra100モードと、DVCPRO HDと同レベルの画質で2倍の収録時間が得られるAVC-Intra 50モードが選択できます。またDVCPRO HD/DVCPRO 50/DVCPRO/DVでの収録もサポートしています。
4.マルチカメラ同期・VFR撮影などハイエンド対応。
●マルチカメラ同期: GENLOCK 入力・TC 入出力を備え複数カメラの同期が可能。マルチカメラを用いた中継・収録にシステム対応します。 ● HD SDI / HDMI 出力: 放送用・業務用のシステム運用に対応。 ●VFR(バリアブル・フレームレート): 高速度撮影によるスローモーション、コマ落し撮影によるクイックモーションを駆使したフィルムカメラのような映像表現。1080: 30pまで、720: 60pまで(どちらも59.94Hz時)の設定が可能です。 ●ネイティブ24pを含むHDマルチフォーマット。59.94Hz/50Hzの切換もでき、世界のHD映像方式に対応しています。
■その他の放送用・業務用対応の充実機能 ・ NDフィルター(CLEAR、1/4ND、1/16ND、1/64ND)内蔵。 ・ 48Vファントムマイク対応のXLRオーディオ入力を装備。 ・ 黒ツブレ・白トビを抑えるDRS(ダイナミック・レンジ・ストレッチャー)。 ・ WFM /ベクトルスコープの簡易表示機能。 ・ シネライクガンマなど豊かな階調表現ができるガンマ選択。 ・ シーンファイル、USERボタン、フォーカスアシストなど快適操作。 ・ 高解像度・高輝度のビューファインダーとLCDモニター。 ・ P2カードスロットを2基備え、連続収録、ホットスワップが可能。 ・ 連続した複数カットを1ファイルに収録できるワンクリップREC。 ・ プリREC、インターバルREC、ワンショットREC、ループREC。 ・ ショットマーカー、テキストメモの添付機能。 ・ USB 2.0(HOST/DEVICE)、IEEE1394出力を装備。