アムステルダム (9月9日, 2011年) ─ 2012年7月27日からイギリス・ロンドンで開催される第30回オリンピック競技大会(以下、ロンドンオリンピック) において、パナソニックはホストブロードキャスターであるOBS(Olympic Broadcaster Services)との間で、当社のプロ用一体型二眼式3DカメラレコーダーAG-3DP1※1とAG-3DA1※2が、ロンドンオリンピックにおける3D放送に使用されることを、正式に決定したと発表しました。オリンピック初の3D放送をパナソニックが全面的にサポートし、ロンドンオリンピックの熱気あふれる臨場感をライブで全世界の視聴者におとどけします。
2012年ロンドンオリンピックは、1992年のバルセロナ大会以来、当社のデジタル放送技術が公式映像記録フォーマットとして使用される10回目の大会となります。イギリス・ロンドンオリンピックパークに設置された国際放送センター(IBC)では、国際映像が全てHD規格(1080/50i)で制作・配信されるとともに、3D放送を予定している各国の放送権者に対しパナソニックの3D技術、機材協力のもと高画質なフルHD 3D映像も配信される予定です。世界最大のスポーツ競技大会であるオリンピックを世界の視聴者に、19日間※3にわたり、26競技300種目640セッションにも及ぶ競技が、3Dを含むより臨場感ある高画質・高音質の映像でお届けされる予定です。 当社の放送機器開発を担当するAVCネットワークス社ビジネスソリューション事業グループ プロフェッショナルAVビジネスユニット長宮城邦彦は次のように述べています。 「2012年ロンドンオリンピックでは、オリンピック初の3D放送に当社の一体型二眼式3Dカメラレコーダーが使用されます。これにより、これまでにない臨場感あふれる高画質なフルHD3D映像の世界中の皆様への提供に貢献できるのではないかと思います。また、今回使用されるAG-3DP1は、これまでのオリンピックで使用され、その堅牢さが実証されてきたP2HDとして初の3Dカメラレコーダーです。多くの放送局で採用いただいているP2HDのファイルベースワークフローは、2012年ロンドンオリンピックでも、迅速かつ安定した放送の実現に貢献することができるでしょう。」
一体型二眼式3DカメラレコーダーAG-3DP1とAG-3DA1はオランダ アムステルダムで開催されているIBC2011(9月9日〜13日)のパナソニックブース(9.C45/9.D40/9.B42)で展示されています。
※1 AG-3DP1 : 新型プロ用一体型二眼式3Dカメラレコーダー。従来機AG-3DA1より、高画質化・高機能化したモデル。今冬発売予定。 ※2 AG-3DA1 : 世界で初めてフルHD 3D映像をメモリーカードに記録できるツインレンズ、カメラ、レコーダー部を一体型にした3Dビデオカメラ。2010年8月より発売。スペースシャトルのファイナルミッションでも使用された。 ※3 正式種目は17日間、サッカーの事前競技が2日間あるため合わせて19日間。