パナソニック株式会社は、中国中央テレビ（CCTV）の新社屋に最新鋭の撮影機材をはじめとする設備を納入し、あわせてロンドンオリンピックの中国における3D放送に向けたサポートをすることを発表しました。これにより、中国におけるロンドンオリンピックの３Ｄ放送が、CCTVによって実現することになります。

CCTVは国家テレビ局として、中国の放送技術を一貫してリードしており、当社は長期パートナーとしてテレビ番組のネットワーク製作技術の研究開発などを協働で取り組んでまいりました。
稼動が予定されているＣＣＴＶの新社屋は、新しい設計理念を採用し、先進的なネットワーク製作技術で、世界に先駆けて局全体の「無テープ化」番組制作放送を実現し、従来のリニア制作放送から全プロセスドキュメント化によるネットワーク制作放送に進化、発展させています。
この新社屋の稼動に伴い、当社のP2HDカメラレコーダー「AJ-HPX3100」300台をはじめ、HDスタジオカメラ「AK-HC3500」シリーズなどが大量に採用され、当社はCCTVのHD放送番組の撮影・制作を全面的にサポートしてまいります。

また、当社は、国際オリンピック委員会（IOC）ならびにオリンピック放送機構（OBS）との間で、ロンドンオリンピックの3D 放送化に向けたパートナーシップ契約に調印し、オリンピック史上、初のオリンピック3D放送を実現することを既に発表しています。 CCTVは上記3D放送の放映権を持つ会社のひとつとして、中国発の3Dテレビ番組の総合的試験チャンネルである「中国3D試験テレビチャンネル」を通じ、ロンドン五輪のさまざまな競技を3D放映し、視聴者に臨場感と感動を提供します。

ロンドンオリンピックではオリンピック放送機構(OBC)が、開閉会式、体操、陸上、水泳、飛び込みなどの合計約200時間以上にのぼるオリンピックの主要競技の3D映像を制作し、世界各国の放送権者に配信する予定です。

パナソニックは、“Sharing the Passion”という当社のオリンピックのスローガンのもと、初のオリンピック3D放送の実現を通じて、世界中のみなさまとオリンピックの感動と興奮を共有することを目指し、3D 放送機器や 3D VIERA をはじめとする最先端の AV関連機器を提供することにより、オリンピック・ムーブメントに貢献します。