パナソニック株式会社は、本日4月16日(月)から19日(木)の4日間にわたって米国ラスベガスで開催される2012 NABショー(National Association of Broadcasters)において、P2HDシリーズなど次世代の放送・業務用映像制作機器・システムを出展します。(ラスベガスコンベンションセンター、サウスホール、ブースナンバー:C3607)
【P2HDシリーズ、新フェーズに移行】 放送用半導体メモリー収録システム「P2HD」シリーズはライナップを充実。2月より発売を開始し、今年夏にいよいよ開催される第30回オリンピック競技大会(開催地ロンドン)でも使用される予定の放送用一体型二眼式3DカメラレコーダーAG-3DP1Gを出展。従来のハンドヘルド型AG-3DA1、より小型なHDC-Z10000、2台連結で3D映像の収録・再生に対応する小型レコーダーAG-HPD24とあわせて3D映像制作市場の拡大をサポートします。 放送・業務用ビデオコーデックの新体系「AVC-ULTRA(エイブイシー・ウルトラ)」は、「AVC-Intra」を拡張し、次世代マスタリング高画質を実現する「AVC-Intra class4:4:4」と「AVC-Intra class200」、より高圧縮でコストパフォーマンスの高い放送・業務用HD映像制作を実現する「AVC-LongG(エイブイシー・ロング・ジー)」、低ビットレートでもより高画質を実現したプロキシ映像用の「AVC-Proxy(エイブイシー・プロキシ)」を加え、新たに体系化したものです。 本展示会では、世界に先駆け「AVC-Intra class4:4:4」によるサンプル映像を上映するとともに、「AVC-ULTRA」にアップグレード対応※が可能なカメラレコーダーAG-HPX600を参考出展する予定です。また、昨今のスマートフォンやタブレット、IP放送などの普及を受け、P2カムAJ-HPX3100のワイヤレス接続による「AVC-Proxy」映像のストリーミングデモやP2ハンドヘルドAG-HPX250用にはFocus プロキシレコーダーFS-P250(展示協力:VITEC社)を出展します。※将来対応予定。 さらにP2HDシリーズは、半導体メモリー収録によるファイルベース制作のさらなる普及に向け、メディアそのものの進化形である「microP2(マイクロ・ピーツー)カード」も本展示会で公開する予定です。「microP2カード」は、従来PCカードサイズだった「P2カード」をSDメモリーカードサイズに小型化し、かつ、AVC-Intra class200の高速リード・ライトが可能な新しいプロ用メモリーカードです。
【さらに進化するAVCCAMシリーズ】 業務用AVCHDカメラレコーダー「AVCCAM」も、1080/60p、50pを記録可能な「AVCHD Progressive」規格に対応。また、他社との協業でAVCHDファイルのワイヤレス転送なども提案。これらに対応したカメラレコーダー群を展示します。
【システムカメラ・ライブスイッチャー】 世界の主要放送局に採用されたマルチフォーマットカメラAK-HC3500や、IPコントロールに対応したインテグレーテッドHDカメラAW-HE120W/K、本体・パネル一体型のコンパクトなライブスイッチャーAV-HS410をシステム連携で展示。放送から業務用まで多様なHD制作市場に対応します。
【放送・業務用モニターもライナップ拡大、4Kパネルも出展】 放送業務用モニターとしては、LEDバックライトを搭載した放送・業務用LCDビデオモニターのスタンダードモデル「L」シリーズの21.5型BT-L2150と15.4型BT-L1500を展示。さらに3次元ルックアップテーブル搭載で高精度10ビット6軸色補正による忠実な色再現を実現したハイパフォーマンスモデル「LH」シリーズの新製品21.5型BT-LH2170と18.5型BT-LH1850が登場。従来の9型、17型2機種、25.5v型(HD/3D)2機種に加え、全9機種にラインナップを拡充しました。 また、ブース中央部シアターにおいては当社プロジェクターを使用して上述の新製品群のプレゼンテーションを上演するとともに、今年のInternational CESで展示した世界最小・最薄(本年4月1日現在、当社調べ)の20型4K/2K IPSα液晶パネルも展示する予定です。