[米国時間2013年3月20日発表]
パナソニックは、新スタジオカメラシステムAK-HC3800用の無償ファームウェアアップグ レードを公開しました。同システムからの720/59.94出力に対応し、リモート・コントロ ール・パネル(ROP) AK-HRP200とカメラ・コントロール・ユニット(CCU)AK-HCU200 間のIPコントロールを可能にします。また、今回のアップグレードによりこのROP は、最大19台の当社製 回転台一体型カメラ(HD インテグレーテッドカメラ:AW-HE120、AW-HE60H/S、 AW-HE50H/Sなど)を、IP を介してセットアップ、コントロールすることも可能になります。
またカメラシステムAK-HC3800は、スタジオカメラ、CCU、ROP間の接続性と標準でシリアル制御(RS-422)に対応しています。今回のファームウェアアップグレードで、このROPは当社製スタジオカメラやリモートHD カメラを直接ケーブルで接続するか、IP 接続でコントロールすることが可能。HC3800カメラシステムにIP接続機能が加わったことにより、施工コストの削減や、リモート撮影の簡便化、さらに多地点撮影システムの低コスト化が実現できます。
また、CCU AK-HCU200 に720/59.94 信号出力が追加されることで、オペレーターには記録・ 送信の選択肢が広がり、1080/59.94i、1080/50i 切替でワールドワイドな使用も可能です。
同クラス最高のコストパフォーマンスを誇るスタジオカメラシステムAK-HC3800は、高感度2/3型220万画素のIT CCDセンサ×3、16 ビットA/Dコンバータ内蔵38 ビットDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)を搭載。コンパクトな約3.7kgのAK-HC3800は、色収差補正(CAC)、包括的なシーンファイル設定、パナソニック 独自のダイナミックレンジストレッチ機能(DRS)など、制作映像の画質やワークフロー生産性を最高にするよう設計されています。
リモート・コントロール・パネルAK-HRP200 は、シリアル接続またはIP 接続で幅広いカメラコントロールを実現し、簡便なセットアップとシステムマネジメントを可能にするSDメモリーカードに対応。本フリー・ファームウェア・アップグレード(Ver.2.0)によりAK-HRP200は、AW-HE120、AK-HC1500(シリアルのみ)をはじめとする当社カメラの調整も可能。これら以外のカメラも含めて、AK-HRP200 からリモートレンズコントロールが可能です。
本フリー・ファームウェア・アップグレードは4月から配布される予定です。