2013年9月13日

コンパクト3Uサイズのメインフレーム・ユニットに高機能・高信頼性のオペレーション・パネルを装備

パナソニック株式会社は、新製品の放送用2MEライブスイッチャーAV-HS6000（価格未定）を2014年春に発売します。本機は、コンパクト3Uサイズのメインフレーム・ユニットにSDI（HD/SD切替）32入力とDVI 2入力、SDI（HD/SD）16出力を標準装備しています。

3Uサイズのメインフレーム・ユニットにより、AV-HS6000は非常にコンパクトなライブスイッチャーとなっています。新型2ME ライブスイッチャーは、直感的なボタンレイアウトによるスタイリッシュなデザイン、オプションで10.1型タッチパネル付メニュー設定モニター（入出力映像、マルチビュー、波形モニター表示に対応）を装備しています。市販のPCモニターを代りに使用することもできます。WEBサーバー機能により、LAN接続を介してPCでメニュー設定も可能です。さらに、当社が提供するSDK（Software Development Kit/ソフトウェア開発キット)により、サードパーティーやSI事業者が自由にソフトウェアを開発し、新たな機能をAV-HS6000に追加することを可能にしています。

AV-HS6000は標準でHD/SDマルチフォーマット信号に対応しており、システム周波数も59.94/50/24/23.98Hz切替可能なため、ワールドワイドでの運用やデジタルシネマ制作にも対応します。標準でSDI（HD/SD）32系統とDVI-D 2系統の入力端子を装備。また、フレームシンクロナイザーを16入力チャンネルに装備。さらにアップコンバーター4チャンネル、カラーコレクション回路8チャンネルを内蔵。出力は、2チャンネルのダウンコンバーターと4チャンネルのカラーコレクション回路付のHD/SD-SDI16系統を標準装備しています。ダウンストリーム・キーヤー4チャンネルを含む16キーヤーに対応しています。

入出力チャンネルと2つのM/E列との組合せにより、多彩な運用が可能です。多彩なエフェクト機能を搭載しており、標準ワイプ、ミックス、カットに加えて、縮小、スライドなどのDVEトランジションが可能です。クロマキーには、プラグインソフトウエアとして多くのノンリニア編集機で定評のあるPrimatte®アルゴリズムをリアルタイムで実現しています。

さらに、ショットメモリー、イベントメモリー機能に加え、ビデオメモリー機能を搭載。ビデオメモリー機能は、静止画もしくは動画を各4ch登録でき、容易にCGワイプに利用が可能です。さらにMEごとにマルチセレクトパネルを配置、ワイプパターンやショットメモリー、イベントメモリーなどの各種機能の呼び出しが迅速に行えます。

なお、本製品のプロトタイプを2013年9月13日（金）から17日（火）までアムステルダムRAIセンター（オランダ）で開催される欧州国際放送機器展「IBC2013」に出展しています。

●詳細は、AV-HS6000暫定版（カタログPDF） をご覧ください。