2013年9月27日
マスター高画質からネットワーク伝送まで幅広い記録ビットレートを選択可能なAVC-ULTRAコーデックと、新プロ用記録メディアmicroP2カードに標準で対応。
左:メモリーカード・カメラレコーダーAJ-PX5000 右:メモリーカード・レコーダーAJ-PD500
パナソニック株式会社は、放送用ファイルベース収録機器「P2HD」シリーズの新製品メモリーカード・カメラレコーダーAJ-PX5000を2013年10月に、メモリーカード・レコーダーAJ-PD500を同年11月に発売します。両新製品は、用途に合わせてマスター高画質からネットワーク伝送まで幅広い記録ビットレートを選択可能な「AVC-ULTRA※1」コーデックと、新プロ用記録メディア「microP2カード」に標準で対応しています。さらにネットワーク機能にも対応しており、本新製品を使用すれば、映像制作ワークフローの更なる高速化・高効率化が可能になります。
メモリーカード・カメラレコーダーAJ-PX5000は、ネットワーク時代の新しい放送ワークフローに対応し、放送用ENGの新しい基準となるカメラレコーダーです。新開発220万画素2/3型MOSイメージセンサーを搭載し、HIGH SENSモード時F12(59.94Hz)/ F13(50Hz)の高感度、S/N比62dBの高画質を実現。従来のP2カードスロットに加え、初めてmicroP2カードスロットを装備、メディアコストの大幅な削減が可能です。記録コーデックはAVC-Intraに加え、4:2:2 10bit画質のAVC-LongG50/25を初搭載。加えて非圧縮記録に迫るマスター高画質を実現するAVC-Intra200にも対応※2します。1080/59.94p、1080/50pのプログレッシブ・フルフレームレート撮影に対応し、標準装備の3G SDI/HDMI端子から出力できます。 低ビットレートでの伝送用途にAVC-Proxy※3と新たにAVC-LongG6(フルHD 1920×1080)によるデュアルコーデック記録※3に対応し、ネットワーク機能とあわせてニュース速報用の映像もHDで伝送可能になりました。将来的には4G/LTEネットワークオプション※4により、クラウドサーバへ収録済み映像(AVC-Proxy/AVC-LongG6)を自動アップロード。従来発生していた収録済み素材の搬送待ち時間を解消することで、劇的に制作時間を短縮することが可能になります。
メモリーカード・レコーダーAJ-PD500は、ネットワーク時代のワークフローに対応しながら、従来の放送設備とのインターフェイスも備えたP2HDレコーダーです。 microP2カードスロットを装備し、メディアコストの大幅な削減に貢献します。従来からのP2カードスロットも備えています。AVC-ULTRA※1対応の記録コーデックはAVC-Intra100/50に加え、AVC-LongGを搭載、高画質を保持しながら低ビットレート(50/25/12※2/6※2Mbps)での運用が可能です。より低レートのAVC-Proxy記録により、ネットワーク経由のプレビュー、メタデータ入力、プレイリスト編集に対応※3します。 DVCPRO HD/DVCPRO50/DVCPRO/DV記録にも対応するほか、さらにオプション機能拡張により、非圧縮に迫るマスター高画質・高音質のAVC-Intra200コーデック記録※2、AVCHD再生※5が可能です。 Gbit LAN、USB 3.0(HOST)、パラレルリモート、RS-422Aを含む充実したインターフェイスを3Uハーフラックサイズに装備、JOG/SHTL/MENUダイアルと大型キーの操作性、AC/DC両電源対応とあいまって、屋外収録・OBバンから局内・制作まで、幅広い放送業務に高い運用性を発揮します。
●製品の詳細情報については右記ウェブサイトをご覧ください。 http://panasonic.biz/sav/