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2019年4月8日
P2 CastがAWS、EDIUSとクラウド上で連携
ネットワーク端末からの「オフサイト・ニュース・オペレーション」を実現。
パナソニック株式会社は、放送用P2シリーズにおける新ワークフローソリューション「P2 Cast on AWS」(P2 Cast/AWS連携)を、2019年内に提供開始します。
「P2 Cast on AWS」はP2ワークフローソリューションP2 CastをAWS(アマゾン ウェブ サービス)クラウド上で展開するサービスです。すでにAWS上で EDIUS Cloud(Grass Valley社)と連携したテスト運用を始めており、2019年内のサービスの提供開始に向けて準備を進めております。
現行のP2 CastはP2 Castクラウドサーバーにアクセスし、局サーバーにコンテンツをダウンロードして運用する方式ですが、P2 Cast on AWSでは更に編集から配信までをクラウド上で一括して行なえるようになります。これにより、場所、機器の制約から解放され、ハイスペックな放送局の編集システムだけでなくネットワーク接続したPC端末ならどこからでも取材映像のプレビュー、編集、配信、ストリーミング、カメラの状態監視ができる「オフサイト・ニュース・オペレーション」が可能になります。ニュース制作スタッフの人的リソースを最大限に活用でき、即時性の向上、コストの削減に貢献します。さらに今後、当社PTZカメラの接続や、映像加工、アーカイブなどのクラウド化によるさらなる拡充を計画しています。将来的には、OTT、ビッグデータ、AIなどとのクラウド上での連携に可能性を拡げています。
パナソニックP2シリーズは、2004年より業界に先駆けて放送用半導体メモリーカード収録を実現し、世界の放送システムでファイルベース化とIT化を牽引してきました。今後ともパートナー各社と連携したIT運用による効率化と、4K放送に対応する高画質化を進めながら提供を継続し、放送業界に貢献してまいります。
なお当社は、本システムを、2019年4月8日から4月11日まで米国・ラスベガスで開催される「NAB Show」に参考出展します。
※上記のニュースリリースは、掲載当時のものです。社名や組織名、価格など現在とは異なる場合がございますのでご了承ください。