【主な特長】
1.8K高解像度で明暗差に対応した広いダイナミックレンジを実現
新開発の有機センサーは光電変換部に有機薄膜を用いることで、電荷蓄積部を下層に配置した積層構造を実現。それぞれが完全に独立した構造により、光電変換と電荷蓄積をともに効率的に両立します。まず光電変換部においては受光部の面積が拡大し、明暗差に対応した広ダイナミックレンジを実現します。たとえばスタジアムにおける、日差しの強いフィールドと日陰になる観客席といった明暗差の大きなシーンでも、8K高解像度での撮影が可能となります。
2.グローバルシャッター(全画素同時露光)によりスキュー歪、フラッシュバンドを防止
電荷蓄積と読み出しの効率化により、全画素を同時露光するグローバルシャッターの搭載を可能にしました。これにより、ローリングシャッターモード時のスキュー(高速で動く被写体でスキュー歪が発生する現象)、フラッシュバンド(露光中のフラッシュにより画面の上下で明暗差が生じる現象)がない、正確な撮像を可能にします。
3.簡易的な電子NDフィルター機能を搭載し、撮影の自由度が向上
有機センサーは、有機薄膜に加える電圧を制御することで感度を変更できます。電子NDフィルターは連続的な無段階の感度設定が可能であり、撮影の自由度がより向上しています。